電動化への挑戦

建設機械向けDC-DCコンバータに｢VDシリーズ｣、｢FMシリーズ｣を採用

これまでお取引のなかった新規のお客様から、建設機械を電動化する開発案件で相談をいただきました。
開発にあたって電源メーカーを探されたとのことで、アジア電子工業㈱のことは知らなかったという状態からのスタートでした。
打ち合わせのため初めて訪問した際、『われわれは機械屋なので、電気の事は自信がない』と言われたことが印象的でした。
当時建機ではまだ実績が無かったのですが、電動フォークリフトでの採用実績は多数あったので、1件1件丁寧にご説明したところ、
お客様から『実は当社で使用している電動フォークリフトに、アジア電子工業㈱製が搭載されていたので声をかけてみた』との事でした。
開発検討している建設機械電動化のバッテリーもフォークリフトと同じDC48Vにする予定なのに対して、現行の建機がほぼDC12Vで制御されているため、入力電圧DC48V→出力電圧DC12VのDC-DCコンバータを数機種サンプル購入いただき、結果出力容量500WのVDシリーズと出力容量200WのFMシリーズを採用いただけることとなりました。
お客様側で電源を評価されている際も、当社宛に様々なご質問をいただき、それらへ回答をしたり、一部の試験は当社で実施しデータを提出したりして、無事量産販売をスタートしました。その後、お客様製品の様々なタイプの機種へ横展開され、アジア電子工業製電源が多数活躍しています。